新型コロナウイルスが、2019年末に世界中でパンデミックを引き起こしてから、なんともう4年目です。
ただウイルスは自然界で変異することがあり、変異株と呼ばれています。
新型コロナウイルス変異株「JN.1」は、新型コロナウイルスの新しい株で、最近流行しています。
5類になったからといって、ウイルスがなくなったわけではないので、注意が必要です。
「JN.1」がどんな株なのか、今までの株と何が違うのか調べてみました!
新型コロナウイルス変異株「JN.1」とは何か?
JN.1株は、新型コロナウイルスの遺伝子配列の変化によって生まれた変異株です。
オミクロン株BA.2.86から派生しました。
ウイルスが変異すると、スパイクタンパク質に影響を与え、ウイルスが人間の細胞に結合しやすくなることがあります。
簡単に言うと、感染しやすくなるのです。
JN.1はBA.2.86よりも高い免疫回避能があり、今まで打ったワクチンで得た免疫が効かないことがあります。
なので、人間側は何度もワクチンを接種する必要があるんですね。
JN.1はすでに全世界で急速に拡大しており、世界保健機構は2023年12月18日に、JN.1を「注目すべき変異株」のリストに追加しました。
「JN.1株」の主な症状は?
JN.1株の症状は、発熱、咳、喉の痛み、頭痛、筋肉痛、呼吸困難などの一般的な新型コロナウイルスと同じですが、特に味覚や嗅覚がなくなる確率が高くなります。
重症化するリスクも高くなります。
JN.1株の感染と拡大
JN.1株は海外旅行をする人が増えたことで、すでに世界中で流行しています。
JN.1株へのワクチンは?
現在使用されているワクチンは、JN.1株を含む新型コロナウイルスの変異株に対して一定の効果があると言われています。
しかし、今後どのように変異するかは分からないので、専門家はウイルスとワクチンの効果を定期的に研究しています。
インフルエンザウイルスが毎年異なる株で流行するため、ワクチンを毎年接種する必要があるのと同じですね。
ワクチンの他には、マスクの着用や手洗い、社会的距離の維持などの基本的な予防策の継続が効果的です。